大型犬と暮らす苦労も考える

事前の準備

犬と暮らせば楽しいことはたくさんありますが苦労もたくさんあります。犬を迎える前によく考えて覚悟しましょう。子犬の時期の世話が一番たいへんです。覚悟しましょう。

子犬の時期の手間

子犬の時期は何をしても可愛いので苦労とは思えないかもしれませんが手間がかかります。

食事とトイレの世話

子犬は一日何度かの食事を与えなければなりません。オシッコも頻繁にしますのでトイレシートも頻繁に交換しなければなりません。最初は頻繁に動物病院に行くことになるかもしれません。時間もお金も必要です。

食事はドライフードを柔らかくしたもの、お湯をかけてお粥のようにしたものを毎度毎度作らなければなりません。ドライフードはすぐに柔らかくなりませんので調理時間も必要です。けっこうたいへんです。

当然、何度もオシッコをします。食後などオシッコしやすいのでトイレの上へ移動させて、子犬がオシッコしたなら大げさに褒めてやるとトイレは覚えます。もともと犬は自分のオシッコの臭いのあるところでオシッコする習慣がありますのでトイレを覚えさせることは苦労ではないはずです。

たいへんなのはトイレ掃除です。室内トイレ用のトイレシートを使うことになりますが、トイレシートは頻繁に替えなければいけません。ウンチをしたときはすぐにウンチを取り除きます。そうしないと子犬は特に食糞することがありますので注意しましょう。大型犬用のトイレシートは大きいので家庭ごみの量が増えます。

動物病院はワクチン接種を済ませてしまえば、事故がないかぎりしばらく行く必要がないかもしれません。初めて犬を飼う人が注意をしなければならいことは日常の犬の観察です。変な歩き方をしていないかなどよく観察してください。

爪切りや耳そうじは一生続けなければならない世話です。爪を切りすぎて出血させることもあるかもしれません。耳そうじを忘れる人も多いようです。耳の中はけっこう汚れます。麺棒や刺激のないノンアルコールのウエットティッシュのようなもので毎日のように耳そうじしてあげましょう。

子犬のうちに頻繁に体を触られることに慣れさせれば成犬になってからも爪切りや耳そうじが簡単にできるようになります。耳の中が汚れると外耳炎のような病気になり長い期間通院しなければならなくなります。

一生続く世話

手間と考えるか楽しみと思うかはあなた次第です。

散歩

最低でも朝と夜は毎日散歩に行きましょう。朝はこれまでより早起きしなければなりません。毎日です。二日酔いでも休めません。そもそも犬を飼っているなら二日酔いになるほど飲んではいけないのです。大袈裟に言えば酪農家と同じなのです。酪農家には日曜日がありません。毎日家畜の世話をしています。

これまでのような夜遅くまで遊んではいられなくなります。同僚に付き合いが悪くなったと言われるかもしれません。でもそれで良いのです。犬を飼うということはそう言うことです。

嫌なら犬は飼えません。

トイレの世話

子犬同様に成犬になってもオシッコの世話は続きます。大きくなればオシッコも大量です。ウンチも同様です。トイレについては各家庭の事情で1歳以後は必要なくなる場合もあります。

耳そうじもしなければなりません。子犬の頃にさぼってしまうと成犬になってからの耳そうじや爪切りが難しくなります。犬と鬼ごっこをしなければならなくなります。

運悪く胃腸の弱い犬ならば下痢もします。最近では人間と同じようにアレルギー体質の犬もいます。それでも一生世話をしなければなりません。

覚悟がなければ犬は飼えません。

家族旅行は諦めましょう。ペットホテルに預けることはできますが、犬が良い子に成長してから、犬と一緒に泊まれるようなホテルを探して旅行をしてください。最初の1年は一生懸命にしつけをしなければなりません。このしつけをどれだけ頑張れるかによって、その後の苦労が変わります。

犬種によって差はありますが、抜毛が大量に発生します。家中抜毛だらけです。掃除機を使う回数が増えます。当然、ブラッシングも毎日しなければなりません。季節によってはものすごい量の毛が抜けます。冬でも家の中は温かいので毛が抜けます。短毛の犬種でも、大型犬ならば「長毛の小型犬」より毛が長いのです。

シャンプーもしなければなりません。犬は一生シャンプーをしなくても死ぬことはありませんが、人間と暮らすかぎり時々洗ってあげましょう。水が嫌いな性格の犬もいますので苦労することもあります。

まとめ

苦労とは少し違いますが、やはりお金も掛かります。餌代だけでも最低でも毎月1~2万円位は必要です。また最初は必要なものを揃えるのにもお金が掛かりますので、すべて覚悟のうえで犬を迎えましょう。覚悟ができれば楽しい犬との生活が始められます。

実際は可愛い愛犬の世話など苦労と思ってはいけないのですが、犬を迎える前には大袈裟に覚悟をしてください。何があっても愛犬を大切にする気持ちが大切です。

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