大型犬のグルーミングとお手入れガイド

事前学習

「大型犬のシャンプーの頻度は…」「トリミング料金はいくら?」と思われてるかもしれません。この記事を読めば疑問が解消します。

抜け毛・体臭対策とシャンプー頻度

大型犬の抜け毛のケアは最も重要なお世話のひとつです。避けることはできません。

毎日の抜け毛ケア

  • 長毛・ダブルコート:春と秋の換毛期に大量のアンダーコートが抜けるため、毎日のブラッシングが必要です。
  • 短毛・ダブルコート:抜け毛の長さが違うだけで基本は同じ。ラバーブラシで抜け毛を除去し皮膚をマッサージする。毎日が理想だが最低でも週3回は必要。

ブラシは、ピンブラシ+スリッカーブラシが最も効率よく表面と根本の抜け毛を除去できます。

シャンプーは月1〜2回が基本

  • 犬の皮膚は人間の1/3の薄さです。洗い過ぎはバリア機能を壊すため、月1〜2回がシャンプーの目安です。
  • 体臭が強い犬種は、週1回のお湯洗いで臭い菌を流すと皮膚を傷めずニオイ対策が可能です。お湯は、ぬるま湯です。

散歩帰りに足だけをマイクロバブルシャワーで洗えば、全身シャンプーの頻度を延ばせます。

大型犬サイズの細部ケア──爪・耳・歯を守るコツ

ブラッシングとシャンプー以外のケアも必要です。

  • 爪切り:2~3週ごとにケアします。子犬の時期から嫌がらないように馴らしましょう。成犬になれば爪も太く血管も太いので、電動グラインダーで少しずつ削ると出血することが少なくなります。
  • 耳そうじ:10~14日ごとにケアします。垂れ耳は蒸れやすいので念入りに。ペット用のイヤークリーナーを綿棒に含ませて耳の中を拭き取ります。子犬の時期から嫌がらないように馴らしましょう。耳そうじをサボると外耳炎で通院することになります。
  • 歯みがき:毎日ケアします。大型犬は口が大きく奥歯までブラシが届きにくいので、大型犬用のブラシやデンタルジェルが便利です。骨ガムのようなアイテムも有効です。

トリミングサロンの選び方と料金相場

トリミングサロンの料金とチェックポイント。

料金相場(シャンプーコース)

シャンプー料金については2024年12月時点の調査によるものですが、値上げ告知もあるため大型犬は下記料金帯に5,000円程度加算してください。

  • 大型短毛(ラブラドール等):料金帯8,000~9,500円
  • 大型長毛(ゴールデン等):料金帯8,500~10,000円
  • 大型特殊(スタンダードプードル):料金帯10,000~15,000円

サロン選び3つのチェックポイント

以下の3つを最初に確認しましょう。

  • 大型犬の可否:大型犬の受け入れ実績があるか確認。大型犬サイズでも温水槽やリフト台が対応できるかを確認。
  • 皮膚トラブルの対応:低刺激シャンプーやマイクロバブル設備の有無を確認。
  • 送迎サービス:車を使えない家庭は送迎付きが便利(1,000~2,000円加算)が有難い。

サロンやホームセンターのような店舗ではなく、設備を備えた車両で出張型のサービスを行っている業者もあります。

自宅シャンプーを基本にして、換毛期と老犬の時期だけプロ仕上げにする節約術もあります。

まとめ:3段ケアで愛犬の清潔を維持

この3段ケアで、大型犬でも清潔で快適な生活を続けられます。

  1. 毎日のブラッシング+月1~2回のシャンプーで臭いと抜け毛を最小化します。
  2. 爪・耳・歯のケアを習慣化して皮膚病・外耳炎・歯周病を予防します。
  3. サロンは設備と料金を比較して賢く活用し、家庭の負担を最適化します。

これで、大型犬でも清潔・快適な生活を無理なく続けられます。次は【大型犬用便利グッズ・装備ガイド─安全&快適に暮らす必須アイテム】で最新アイテムを解説します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました