上の写真はわが家の犬が5カ月頃のものです。この頃から1歳5カ月頃までは写真のような自作のフェンスというか柵というかサークルを使用していました。
なぜDIYなのか手作りにした理由
犬用のサークルやフェンスは数多く販売されていますが、大型犬用のものは多くありません。またフェンスの高さが必要以上に高い屋外の使用を前提としたものばかりです。最初はわが家でもインターネットやペットショップで探してみたのですが、家の間取りにあうものはありませんでした。
何よりもわが家ではフェンスは一時的なもので、いずれはサークルやフェンスは必要のない暮らしを考えていたので、手作りすることにしました。
結果的に自作DIYフェンスを使用したのは5カ月から1歳5カ月頃までの約1年だけ使用し、その後フェンスやサークルやハウスも必要なくなりました。
作り方
簡単に作り方を説明します。
大きさ・外寸・サイズ
市販のフェンスやサークルは犬が超えられない高さにするため100cmを超えるものばかりです。しかしわが家では人間がまたげるくらいの高さにしたかったので、高さは約76cmにしました。ジャーマンシェパードの成犬なら76cmなど簡単に飛び越えてしまうと心配されるかもしれませんが、フェンスの設置とともに「超えてはいけない」ことを教えることが重要なのです。
犬の体力を基準にしたら2mのフェンスが必要になりますが、超えてはいけないものだと教えれば30cmの高さでも超えない犬になってくれます。
材料
材料は近所のホームセンターで買えるものだけです。できるだけ安上がりを優先しました。
外枠は2X4材です。長さ182cmのものなら、わが家の近所では1本300円前後で買えます。もっと長いサイズならさらに安く買えると思います。鉄格子には金属のパイプを探した結果、農業用のビニールハウス用の金属パイプを使いました。直径19mm長さ180cmのパイプを60cmに切断してもらいました。180cmの長さで300円くらいで買えたような気がします。
外枠は2X4材ではなく3cmX4cm位の角材のほうが造作が簡単ですが、2X4材のように重さがあったほうが安定するようです。
フェンスをつなぐのは何が良いか悩みましたが、一般的な「蝶番」でつなぐものと「丸カン」を使ったものの2種類を作りました。丸カンの場合は45cmから60cmの金属棒(ロープ止めというらしいです)で連結しますので、開閉ができるフェンスになります。単純な構造ですが、頑丈ですよ。
2X4材の接合には半ネジタイプのコーススレッド(ドリルねじ)を使いました。犬が咬むことを想定して塗装はしませんでした。
工具はのこぎりと電動のドライバードリルがあれば十分です。直径20mmの穴をあけるために電動ドライバードリルに適合する20mmの木工用ドリルが必要です。1,000円から2,000円で買えると思います。
作業手順
材料はホームセンターでカットしてもらえば、のこぎりは必要ありません。金属パイプは上下の外枠に深さ1cm位の穴をあけて差し込みます。上の穴は少し深くても失敗することはありません。
外枠の接合部分にはパイプ用と同じ穴をあけておけばコーススレッドも6cm程度のもので間に合います。接合には下穴をあければ歪んだフェンスになることもありません。
連結は丸カンとロープ止めが簡単です。ロープ止めはフェンスの高さの3分の2以下の長さで足ります。予想以上に安定していました。ロープ止めを上に引き抜くとフェンスが解放されます。
設置
何枚も設置してサークルのようにするならば、壁に固定して使用したくなると思います。しかし一時的なものであれば家の壁に傷はつけたくありません。コンクリートブロックは10kgの重さがありますので、端に置けば安定します。コンクリートむき出しでは良くないので、包装紙や柄のあるビニールシートなどで包めば室内でも違和感がなくなります。
DIYフェンスはけっこうな重量がありますので、想像以上に安定しています。
まとめ
大型犬と室内で暮らすことが目的ですからサークルやフェンスは一時的なものと考えます。それならば安く作れる自作のDIYフェンスで十分です。
大きさは各家庭の事情にあわせて変更してください。