犬のしつけ、無駄吠えをやめさせる方法は

無駄吠えをなくす 犬のしつけ

家のチャイムが鳴ると吠えたり、近所の犬が吠えると一緒になって吠えたり、犬は吠えるものです。過去には番犬という存在もありましたが、現在では吠えない犬が人間社会では理想的な犬です。自分の愛犬がおとなしい犬ならば何も苦労することはないでしょうが、そうでなければ早い時期に一生懸命に吠えないように教えなければなりません。

行動制御ではない

ペットショップやインターネット通販では無駄吠えをしなくなる首輪やアイテムが売られています。ペット雑誌などでも、こうすれば無駄吠えが止まるとか一時的な方法はたくさん紹介されています。しかし本質的なことを考えずに単に犬の行動だけを、無駄吠えだけをやめさせることはできません。できたとしても一時的なものです。

吠える理由をなくす

重要なことは犬が吠える理由をなくしてあげること、吠える必要がなくなることです。つまり自分の家は安心できる場所で、人間は安全なものだから人間の愛情のなかで暮らすなら吠える必要がないと教えることではないでしょうか。もちろん簡単なことではありません。

吠える理由がなくなるという意味は、犬が吠える必要がないという心理になることです。

わが家の場合

わが家の犬も支配性本能が強く、臆病でもあったのですぐに吠える犬でした。今でも吠えているようです。しかし私が家にいるときはまったく吠えません。わが家の犬は家の中では、私にくっついて来ます。お風呂やトイレ以外は私が見える位置に居ます。逆に言えば私は常に犬に監視されているのです。もともとわが家の犬はしつけが難しい犬だったのですが、森田式のしつけを頑張ったことにより、中途半端ではありますが私と犬には主従関係というのか信頼関係が築けたのかと思います。つまり犬は私のことをボスと認めたわけです。

安心できる飼い主(親分)

私が吠えろと命令しなければ子分の犬は吠えてはいけない、吠えるのはボスが最初で子分達はボスに従って吠えるということです。わが家の犬は臆病でもあるので近所の犬が吠えると反応したくなりますが、私がいるときはヒーンヒーンと寄ってきて、私に撫でられます。私は犬のストレスを受け取るように全身を撫でてやります。しばらく撫でると犬は落ち着きます。吠えたい気持ちを我慢して、その我慢のストレスを人間が受け止めてあげるようなイメージです。吠える衝動が小さなときは、吠えたくなると私の顔を見ます。私が吠える必要ないよとアイコンタクトで伝えると犬はおとなしくなります。

安心できる場所

似たようなケースでは雷がゴロゴロ鳴っていると犬は嫌がります。わが家の犬のように気質が強いと吠えます。雷に向かって吠えます。でも私がいるとヒーンヒーンと寄ってきて私の側で落ち着きます。このように私と一緒なら安心だよと学習したようです。でも私が家にいないときは吠えます。私の家族は犬にとって安心できる親分ではないようです。私がいないときは犬が家族を守らなければならないと思っているのでしょう。近所の人が「今日は静かだから、ご主人がお休みですね。」と言うほど極端に犬の吠えかたが違うようです。

サラリーマン社会でも同じで、対外的な合意や抗議などは責任ある役職者が行うもので平社員の仕事ではありません。平社員が勝手なことをすれば問題になります。

結論

わが家では中途半端なしつけになってしまいまいたが無駄吠えには、おかしなアイテムなどに頼らずに、頑張って人と犬の良好な関係を築いて、人間と一緒にいると安心なんだ吠える必要がないんだということを教えることが重要なことではないでしょうか。無駄吠えをやめさせることではなく人間が安心できる犬の親分になることが重要ではないでしょうか。
無駄吠えを叱っても、吠えるたびに人間が怒っても、犬は理解できません。人間が頼れるボスになれば犬は自分から人間の下の地位に地位に就いてくれます。

私は森田式のしつけがとても参考になりましたので、困っている方は参考にしてみてください。


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