殺処分の原因は衝動買い
安易に犬を買ってしまった人たちは安易に犬を手放すものです。簡単には購入できない仕組みが日本にはありませんので誰でも犬を購入することができます。飼育放棄をする人たちは同じような言い訳をします。
予想以上に手間がかかる
安易な気持ちで犬を買った人は、趣味のギターを買ったり健康のために自転車を買ったりするのと同じ感覚で犬も購入してしまいます。ギターや自転車は放置しておけば済むのですが犬は世話をしなければなりません。食事やトイレなどの世話は当たり前のことです。これを面倒なことと思う人は「こんなに手間がかかるとは思わなかった」と自分勝手な言い訳をします。
こんなになるとは思わなかった
ペットショップで売られている子犬はかわいいものです。動物はすべて熊でも虎でもライオンでも子供の時期はかわいいものです。犬は2カ月もすれば成長します。犬種によっては見た目が変わります。衝動買いした人は「こんなになるとは思わなかった」と勝手な言い訳をします。
犬が言うことを聞かない
犬は飼い主が人間と暮らすために必要なことを教えなければなりません。なかには扱いにくい性格の犬もいます。そもそも人間が何も教えなければ犬は本能のままに自由に行動します。犬のしつけは飼い主の責任です。何も教えずに放置すれば言うことを聞かない犬になるのは当然のことです。飼い主の責任を果せない人は「犬が言うことを聞かない」と犬の責任にします。
犬のことを知らないことが原因
どれも勝手な言い訳です。犬と楽しい暮らしをしている人なら、そんなこと当たり前の事と思うでしょう。飼育放棄の理由にはなりません。結局、あなたが何も知らないで犬を買ったことが原因でしょうと言いたくなります。無知な衝動買いは絶対にしてはいけないことです。
ロボット犬とはどんなもの
ロボット犬というものが販売されています。ソニーのアイボが代表的です。この犬は人工知能で成長していきます。飼い主の育て方によって違った成長をします。家の中を自由に動き回り、充電が必要になると自分で充電器へ行って充電します。基本的に24時間放置しても問題なしです。価格はおよそ30万円位です。
ロボット犬なら問題解決
ソニーのアイボは人間がイメージするかわいい犬として作られています。体の大きさこそ成長しませんが行動や反応は子犬から徐々に成犬になります。もちろん人間が教えなけば何も覚えません。しかし犬を飼うことの疑似体験と考えることもできます。
手間がかからない
アイボは餌代不要です。でも餌を与えることはできます。アイボ用の食器でバーチャルな餌やおやつを与えれば、アイボは食べてくれます。アイボは餌を与えなくても死にませんが、餌を与えて楽しむことはできます。
トイレも教えれば決まった場所でするようになります。教えないと勝手な場所でします。オスのアイボなら片足をあげてオシッコをします。オシッコは出ませんので床を汚すことはありません。
オスワリとか定番の行動も教えれば覚えます。簡単には覚えてくれないこともあります。
性格も良い
育て方によっては少し我儘な行動をするようになるかもしれませんが、本物の犬のような問題行動はありません。人間に咬みつくこともありません。人間の顔も覚えます。部屋の間取りも覚えます。犬の性格は育て方によりますが人間が困るような行動はプログラムされていません。
嫌になったら電源オフ
アイボに飽きたら電源を切ればアイボは停止します。殺処分にはなりません。電源を切っても罪悪感はないでしょう。
まとめ
本来なら衝動買いができない仕組みを作っていかなければならないのですが現状ではアイボのようなロボット犬で疑似体験をすることも有効ではないだろうか。アイボは本当の飼育の苦労はさせないようにプログラムされています。軽微な苦労はたくさんプログラムされています。
実際に高齢者が購入しアイボと楽しい暮らしを送っている人もいます。言葉は通じませんが人間の独り言のような話をアイボは聞いてくれます。犬を飼えない人の代用として役に立っています。
衝動買いをして後悔するような人はアイボを育ててみて自分の適性を判断できます。将来アイボも犬も一緒に生活することもできるわけです。何よりもこれを読んで衝動買いをやめてくれる人がいれば嬉しいことです。