1歳になる頃までに、人に従う従順な心理をもっていれば合格です。まだ甘噛みをするようなら、悪い心理が残ってます。
しつけの達成度
子犬の時期でも述べましたが、しつけとは犬の行動制御ではなく、人と犬との信頼関係を築き犬が人に従う心理を育てることです。「お手」や「オスワリ」ができなても、飼い主の言うことに従う従順な犬なら合格です。
犬の名前を呼んだら
犬の名前を呼んだら、犬は飼い主の顔を見ますか。「なに」というような目で飼い主を見るなら合格です。アイコンタクトができてます。
「おいで」と呼べば、トコトコと寄って来ますか。来るなら合格です。
1歳頃までにアイコンタクトができたら、すばらしいことです。これからは何を教えても犬の理解は早いでしょう。
1歳頃に何もできてなくても、これから頑張ればしつけはできます。諦めないでください。
玄関チャイムに吠えますか
玄関のチャイムが鳴ると吠えますか。吠えなければ合格です。穏やかな犬になってますので、他の犬に吠えることもないかもしれません。
雷が鳴ったら吠えますか。吠えないで大人しくしていれば合格です。
どちらも合格ならば、今後は心配ありません。
チャイムに吠えるのは、危険を感じるからです。人間はみんな安全だということを教えなければなりません。雷を犬は怖がります。でも人間が守ってくれるから吠えなくても大丈夫だよと思えば吠えなくなります。
次のステップへ
成長すれば行動範囲も広がります。外へ出て吠えてばかりいては、楽しい外出ができない犬になってしまいます。まだ吠える犬は訓練を続けましょう。
家の中ではできたことも、外に出るとできなくなることがあります。
犬は場所が変われば(環境が変われば)できなくなることがあります。外出時の環境で、もう一度訓練しなければならないこともあります。
人間も穏やかに
犬を穏やかで大人しく育てるなら、人間も穏やかでなければなりません。
穏やかにすることを教えるのに、人間が怒鳴って教えても効果がありません。犬は自分に「危険」を感じると、その場から逃げようとします。そんな心理の犬には何も教えられません。
人間も穏やかに根気強く教えなければなりません。
まとめ
子犬の時期に放任してしまった場合でも、犬が1歳前後からでも信頼関係を築いて犬の「人に従う心理」を育てることはできます。年齢があがれば少し時間がかかるだけです。途中で諦めずに頑張りましょう。