犬の「咬む」を理解しましょう

若犬の時期

犬は何でも咬みます。何でも自由に咬ませてしまうと大型犬に家を破壊されてしまいます。

犬にとって咬むことは重要

手が使えない犬にとって咬むということは情報を得る方法のひとつです。またストレス発散の方法でもあり、歯の健康のためにも必要なことです。間違っても、家具に傷をつけられないために口輪をして予防するようなことは絶対にしないでください。犬が精神病になります。

咬んではいけないものは教える

咬んで良いのものと咬んで悪いものはしっかりと教えましょう。成長期の犬は好奇心も旺盛なので、好奇心で身近なものを咬みます。破壊する意図はないのでしょうが、放置すると家や家具が悲惨なことになります。すぐに現行犯の時点で「ダメ」ということを教えましょう。

咬めるものを常に用意する

おやつのカテゴリーでもありますが、牛のヒヅメや骨や骨ガムなどは犬にはうれしい「咬めるもの」です。長時間かけて噛んでいます。基本的に食べるものなのですが、犬によっては咬むだけで飽きてしまうこともあります。

若犬のうちは骨ガムやヒヅメが周囲に何個かころがしておきましょう。小さくなったり汚れてきたら捨ててあげましょう。ヒヅメはペットショップだと単品で売っていますが、インターネットで探すと100個単位でも売っていますので割安で購入できます。

このように硬いものを咬むことは犬の歯の健康のために必要なことですから、歯が揃ったら犬の様子を見ながら与えてもよいです。特に骨ガムなどは歯磨き効果も期待できるようです。ヒヅメも骨ガムも両方とも欲しがるようでしたら、両方をたくさん用意して与えてください。

人を咬む行為

人を咬むことは何らかの犬側の理由があります。臆病で身を守ろうとして噛んでしまうこともあるでしょう。そんな犬とは信頼関係ができていませんので築いてください。人間の愛情に守られていれば安全で安心なんだということを教えてください。

同じような心理で、自分に触られたくないので咬めば、人間は手を引っ込めると学習している犬もいます。犬が自分の世界だけで孤立している状態です。人間の愛情の内側に連れてこなければなりません。徐々にスキンシップで犬と人間の距離を近づけながら信頼を築いてください。

犬が人間を咬むということは必ず意味がありますので、その原因を取り除く必要があります。力で押さえつけて服従させても、信頼関係は築けません。

まとめ

子犬の時期から人間に従う心理を育てていれば人間を咬むことはないと思います。1歳前後であれば行動範囲を制限するフェンスを置いておけば家具の破壊は防げると思います。でもダメなものはダメと教えることも怠らないでください。

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