大型犬も室内で飼いましょう

犬は大型犬も小型犬も大きさに関係なく室内で飼いましょう。犬も家族の一員だから当たり前のことです。どんな犬でも外で夜空を眺めているよりも家族と一緒にいたほうが嬉しいに決まっています。家が狭ければ人と犬がくっついて暮らせば良いだけのことです。犬は室内で一緒に暮らしましょう。

大型犬は運動が必要という間違い

大型犬は(または一部の大型犬種は)活発で一日の運動量が不足するとストレスで無駄吠えや迷惑行動を起こすことになるから室内では飼えないと言う人がいます。しかしこれは間違いです。

単純に運動量のことを言えば、外に出てたくさん運動すれば良いのであり家の中で走り回る必要はありません。しかしそれ以前に犬は運動しないとストレスになるという考えが間違いです。

もちろん犬は走り回ることが好きですし、運動能力が高い犬もいます。しかし運動ができるということと運動しなければならないとは違います。たとえ運動量が少なくても、人間と触れ合って人間の愛情をたくさん受けていれば、犬はストレスを感じません。室内でも穏やかに過ごしてくれます。

飼い主が愛情をもって、穏やかな犬に一生懸命育てなくてはいけないのです。

訓練所に預けてはいけません

大型犬は服従訓練が必要だから訓練所に預けなさいと言う人がいます。しかし自分の愛犬を訓練士に任せてはいけません。訓練士の命令しか聞かない犬になります。訓練士のアドバイスを受けるなら良いですが、最終的には飼い主が頑張って自分の愛犬に教えなければなりません。

昔からの訓練士は犬の狩猟本能などを利用して訓練しています。警察犬の訓練はその典型的なもので犬の本能を利用して仕事をさせています。そして訓練士に従うように教育しています。

このような訓練では犬は活発になります。警察犬としてならとても役に立つ犬になりますが、このままの犬が家庭に帰ってきたらどうなるでしょう。犬の名前を呼べば全速力で走ってきます。家の中で全速力では困ります。飼い主のところへトコトコとゆっくり走ってくる犬のほうが良いのです。

警察犬の試験会場を見学されたことがある方ならわかると思いますが、臭いを追跡するときなど犬はグイグイと人間を引っ張って進みますし、休憩中の犬と犬がワンワン吠えあってものすごくうるさいことがあります。昔ながらの犬の本能を利用した訓練をさせると一般家庭には馴染めない犬になります。

一般家庭には警察犬は必要ありませんので、臭いを追跡するゲームよりも飼い主に撫でられることのほうが嬉しいと感じる犬のほうが良いのです。どんな犬に育てるかは飼い主が決めることです。今の時代は番犬など必要ありません。泥棒が来てもニコニコして喜ぶ犬のほうが、今の社会では良い犬です。防犯は別の方法を考えましょう。

セラピー犬の育成法に注目

最近はセラピー犬という仕事をする犬がいます。病院や施設などを訪問して人の心を癒してくれます。セラピー犬は人に触られても嫌がりません。とても穏やかな犬です。当然ながらそのように訓練されているのですが、警察犬のような訓練ではセラピー犬は養成できません。世間のセラピー犬をどのように育成しているのか詳しくはわかりませんが、おそらく人間は優しい良い人ばかりだから「安心」だよということを教え込むのだろうと思います。行動を反復する訓練などしないと思います。

体格や犬種だけで犬の性格や行動が決まっているわけではありません。人間がどのように育てるかによって決まります。大型犬は活発で運動が得意な犬種もいますが、それはそのような能力があるということで、活発に育てなければならないのではありません。

私は森田式のしつけ法がとても参考になりましたが、もしかすると近所の訓練所にも同じ考えの訓練士がいるかもしれません。昔ながらの訓練法は役に立ちません。

室内でも穏やかに人間と暮らせるように育てましょう。人間にベタベタ触られても嫌がらない犬に育てましょう。そして室内で楽しく暮らしましょう。

2.大型犬をどこで買いますか、どこから迎えますか

4.室内の大型犬の居場所を考える