犬を飼う前に考えること

大型犬に限らずペットを飼うということは、手間のかかる子供が一人増えるようなものです。毎日休むことなく世話をしなければなりませんし、ドッグフードやペット用品にお金も掛かります。だから犬を迎える前に十分に考えなければなりません。

お金のことは無駄なものを買わずに節約することはできますのであまり重要ではありませんが、毎日の世話は節約できませんので家族全員でよく話し合ってください。子供が欲しがって犬を飼いはじめる家庭は多いと思いますが、結局は大人が世話しなければならなくなりますので、覚悟してください。家族全員の心の準備ができてから犬を迎えてください。。

犬を飼うなら絶対にやってはいけないことが3つあります。

①衝動買い

ペットショップでは衝動買いが非常に多いのではないかと思います。むしろほとんどのペットショップは衝動買いをさせるような販売を積極的に行っています。衝動買いがすべて悪い結果になるとは言えませんが、子犬はすぐに大きくなります。かわいい時期は一瞬で終わります。成犬をよく知らないで衝動買いすれば、成長したら別の種類の犬のようになったと感じるでしょう。その後十数年は世話をしなければなりません。途中で飽きてしまったり、世話をしないで遊びに行きたいと思うようならば犬は飼わないでください。私の知っているブリーダー夫妻は「何十年も旅行など行っていないなぁ」と言ってました。

特に一人暮らしの人は良く考えてください。家族のある方は家族全員で話し合ってください。小さい子供がいる家庭では犬を迎えるタイミングも良く考えましょう。始めてペットを飼う家ではアレルギーにも注意しましょう。犬を迎えてから子供がアレルギー反応を示すようでは悲劇です。

②飼育放棄

簡単に言えば飽きてしまった結果でしょう。ケージに閉じ込めて1日中留守番をさせるようなことだけが飼育放棄ではありません。家の前の公園まで連れて行き犬にウンチをさせたらすぐ戻り、家の中ではほったらかしなんてことも、りっぱな飼育放棄です。見たいテレビがあるかもしれません、外出して友達と食事を楽しみたいこともあるかもしれません。でも犬を飼ってしまった以上は、犬とも遊んでください。犬に触ってあげてください。人間が触ってあげれば犬は喜びますし、人間に触られることを嫌がらなくなり、人に好かれる犬になります。飼い始めた以上は死ぬまで毎日1~2時間以上は遊んであげましょう。

遊ぶということは外へ出て走り回ることではありません。大型犬は十分な運動をさせないとダメだと言う人もいますが、家の中で触れ合うだけでも犬は喜びます。もちろん一緒に外を歩けば楽しいことです。

③殺処分

言うまでもありません、犬を殺すことです。殺人と同じです。私が暮らす仙台市ではこの10年間は犬の殺処分がないということですが、これはボランティア団体が引き取っているだけのことで、処分施設に犬を持ち込む市民はいますので本当の意味での「殺処分ゼロ」ではありません。仙台市でも猫の殺処分は無くなっていませんので、犬も猫も本当の意味で殺処分を無くすよう市民の意識を変えなければなりません。過去に殺処分したことがある人間がいつでもペットショップで犬や猫を買えることも納得できません。

以前「殺処分ゼロ―先駆者・熊本市動物愛護センターの軌跡」という本で殺処分ゼロを掲げる熊本市動物愛護センターの活動を読みました。公務員としていわゆる「お役所仕事」ではなく真剣に仕事に取り組んだ職員の努力と市民に嫌われるようなことも言い続けた忍耐に感心しまし、実際にその成果がでていることはすばらしいことです。しかし崖っ縁の瀬戸際の対策よりもずっと前の段階、子犬と出会う段階での殺処分対策を市民は考えなければならないと思います。

まずは衝動買いをやめましょう。

事前の準備

2.大型犬をどこで買いますか、どこから迎えますか