犬の去勢手術や避妊手術は飼い主の義務です

成犬の時期

愛犬の去勢手術や避妊手術は必ずしましょう。

人間社会の都合

犬は昔から、人間社会のなかで暮らしています。まだ人間がのんびりと暮らしていた時代は犬も自由に活動していたでしょう。

しかし人口も増え社会が複雑になった現代では、犬にも人間社会のルールに参加してもらわなければなりません。犬には本能的な行動を我慢してもらう必要があります。

人間の都合ですが、犬には承知してもらいましょう。その分、人間が愛情をもって犬を幸せにしなければなりません。

去勢・避妊手術

具体的なことを考えて見ましょう。

手術をしないとどうなるか

メス犬は成長すると定期的に発情します。出産ができる状態になります。発情したメスは匂いを出します。周辺のオスへのサインです。この匂いは2km先まで届くと言われています。

オスはメスの発情の匂いがスイッチとなって発情します。周囲のオスが一斉に発情します。

オス犬の行動

周囲のオス犬たちは、発情したメスのところへ向かいます。そして大混乱が起こります。昭和の時代に犬を外で飼っていた頃は、オスは高い塀を飛び越えてでもメスのところへ行きます。

しつけをすれば、と無知な人は言うかもしれません。でも、本能なので最優先されるのです。本能優先の状態では人間の言うことは聞きません。

働く犬

盲導犬が発情したら大迷惑なので、すべて去勢・避妊手術をしています。働く犬たちの手術は常識になっています。

去勢・避妊手術をすればどうなる

手術をすればオスもメスも発情しなくなります。発情に関する問題行動が起こらなくなります。

病気の予防

臓器の一部がなくなりますので、生殖器関係の病気が予防できる効果もあります。例えば、子宮ガンを100%予防できるわけです。また、全体的に健康になり寿命が長くなるとも言われています。

その他の効果

性ホルモンが原因の問題行動がなくなるとも言われてます。オス犬は基本的に気性が激しいことが多いですが、大人しい性格になることが期待されます。個体差はありますが、飼いやすい犬になります。

去勢・避妊手術の時期

手術の時期については、大型犬は注意が必要です。大型犬は小型犬と比べると成長に時間がかかります。犬種によって違いますが、成犬に成長するまで1年半~2年と言われてます。

体が成長しないうちに手術をしてしまうと、骨の成長に影響があり、関節の形成不全のような病気になるリスクが高くなります。

手術のタイミングは犬種によって違います。獣医師と相談して決めてください。くれぐれも、大型犬を知っている獣医師に相談してください。

まとめ

ブリーダーでなければ、去勢や避妊手術は義務だと考えます。ブリーダーとは犬の登録団体に登録された犬の血統書を発行できる人です。単に、生まれた子犬を売っている人ではありません。

しつけにも良い効果が期待できますので、必ず手術をしましょう。

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