犬の「咬む」気持ちを理解する

咬むという行為は犬にとって重要なことです。手のない犬にとって咬む行為によって情報を得ることも多いはずです。若犬の時期は自由にさせておくと家中を破壊されます。柱や壁や家具など想像以上にあらゆるものを破壊してしまいます。咬んで良いものとダメなものはしっかり教えましょう。

「おやつ」なのか「オモチャ」なのかわからないものがあります。牛革でできた骨ガムや牛の蹄(ヒヅメ)などです。これらは食べても良いものなのですが、犬によっては咬んで遊ぶだけで食べない犬もいます。どちらでも良いのですが、犬にとって咬むことは必要な行為なので、咬めるようなオモチャなどを常に置いてあげましょう。そして咬んではいけないものはしっかり教えましょう。わが家の経験では食卓の足が1本ダメになりました。壁も穴を開けられました。大型犬の噛む力は想像以上でツーバイフォーの角材でも簡単に噛み砕きます。

わが家では牛のヒヅメを大量に購入しておき常に犬の周囲にヒヅメが何個かころがっているようにしています。わが家の犬はヒヅメや骨ガムを咬むだけで食べません。時々どのヒヅメを咬もうか選別しているようで、臭いを嗅いだりして吟味している様子を見かけます。

牛のヒヅメはゴミ回収の日に古いものは捨てています。

おやつも少し硬い咬みごたえのあるようなものが良いです。歯磨きにもなるようです。わが家では業務用スーパーから鶏の冷凍ささ身を買ってきて、茹でてから少し乾燥させたものを与えていました。市販のジャーキーよりは柔らかく歯磨き効果が期待できるようです。

人を咬むことは絶対に許せませんので、人間に対して攻撃的な犬は早い時期にしっかりとした教育をしましょう。ものすごく大変なことですが早い時期ならば大丈夫です。頑張りましょう。咬むということはほとんどの場合が威嚇ですか。人に触られたくないときに手を咬めば人間は手を引っ込めることを学習しているわけです。人間の愛情の外に自分だけの世界を作っている状態です。孤独な状態です。だから人間の愛情の中に入れば安心なんだということを教えてあげなくてはいけません。具体的な方法は個々の犬の性格によって異なりますが、噛まれないような状態を維持しながらスキンシップ、体に触れるようなことをしながら人間に対する警戒心を少しずつ取り除きならが、信頼を築くようなことをすることになります。

咬むという行為は狂暴な犬ということではなく臆病の裏返しだったりもします。古典的なしつけでは力でねじ伏せて服従させるような方法もあるようですが、それでは「笑わない犬」になってしまいます。人間の子供も同じ方法で服従させれば笑わない子供になります。

犬用の口輪が売られています。網目の咬みつき防止のものや、口が開けられないようなものまでありますが、どのようなタイプのものでも口輪は使ってはいけません。しつけの道具としては口輪は卑怯な道具です。人間ならば手錠をかけた相手に命令して服従させるようなものです。そんな相手が自分を信頼するわけがありません。口輪で人間と犬の信頼関係、良好な主従関係は築けません。

ついでに言えば、安易に口輪を使用する獣医師も信用しません。犬の気持ちを理解しない者が本当の獣医師とは認めません。

私は室内で一緒にゴロゴロして暮らすことを望んだので、ひたすら人間の愛情を理解してもらうようなしつけ方法を選択しました。犬が最初から人間に対して本気で咬むということは考えられません。威嚇のうちに人間が優しい心で犬の恐怖心や不安を取り除いてあげましょう。

4.若犬の食事とおやつの正しい与え方

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