若犬の散歩で迷惑をかけない最低限のしつけ

若犬の時期

もし迎えた犬が穏やかな性格の飼いやすい犬ならば、しつけで苦労することはありません。ここでは散歩させるための最小限の理想をまとめます。

トイレ

トイレの理想は家で済ませてから外出することです。外では基本的にトイレをさせません。おしっこもウンチも外ではさせません。理想的ではありますが教えるには根気と努力が必要です。これができるようになるためには家でも人間の指示でトイレをするように教えなければなりません。

できるようになれば外でも人間が指示した場所でだけトイレをするので他人へ迷惑をかける心配がなくなります。おしっこは家で済ませるけど、ウンチだけは散歩のときに外でさせる人も多いようです。

子犬のときからの習慣でトイレシートにだけおしっこやウンチをする犬もいるようです。これも良い習慣です。家でも外でもトイレシートを敷いてあげるとトイレをするので他人から迷惑に思われません。

トイレのしつけができると散歩で近所の苦情をうけることがなくなります。また旅行に出かけたりするときも便利です。是非、トイレは頑張って教えましょう。

マーキング

トイレとマーキングはまったく違います。おしっこなので同じように思われますが、飼い主であれば違うことを理解しましょう。マーキングは支配性の本能による行動で「悪い心理」によるものなので許してはいけません。マーキングをする直前にダメだということを教えてください。しっかりと心に響くようなショックを与えて教えてください。犬は禁止されるとストレスを感じますので、愛情でストレスを受け止めてあげてください。

欲を言えば、臭い嗅ぎもさせないことも理想です。マーキングと同じ方法で教えられることです。クンクンと臭いを嗅がないで歩けば楽しい散歩ができます。

人間社会は安全なので縄張りを主張する必要がないことを教えてあげましょう。

人間の前を歩かない

犬が人間の前を歩くということは悪いことです。犬は自分が主導権をもっていると思い込んでいます。つまり自分がリーダーとして先頭を歩いています。信頼関係ができていません。犬を呼んでもふりむかないでしょう。

人間の左側について歩く必要はありません。人間より先を歩かず人間についてくるように教えましょう。実際には歩く位置はあまり問題ではありません。常に人間に注意を向けている「呼んだら振り向く犬」になるよう教えましょう。

最初は人の前を歩こうとしらら「ダメ」ということを教えます。何回も繰り返すうちに犬は何がダメなのか学習して、徐々に人間の動きに注意を向けるようになります。散歩中でも目があえば(アイコンタクト)褒めてやりましょう。そんなことを繰り返していれば楽しい散歩ができるようになります。常にアイコンタクトがとれるようになれば安心です。

まとめ

散歩が飼い主のストレスになっては不幸です。信頼関係は子犬の時期からの信頼関係構築の延長ですから、不十分ならもっと努力して続けましょう。

このページでは具体的に説明するスペースがありませんので、他のページ同様に森田式のDVDを参考にしてください。

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